ディスカッション パート1:私は誰?

質問

  • 自分が誰か知っていますか?
  • 私たちが生きていくうえで、「私は誰か」を知ることが、なぜ重要なのでしょうか

この靴ベラについて考えてみてください

世の中には靴ベラを知らない人がいます。靴ベラとは、靴をスムーズに履けるよう助けてくれる道具です。ある場所では靴ベラが家の必需品であったり、多くの人がその存在に感謝したりしています。もしピッタリのサイズの靴を履こうとして、あと少しかかとを入れるのに苦労している時などは、この靴ベラが大活躍です。

もしこの靴ベラの用途を分からない人がいても、他の使い道を見つけられるかもしれません。-子供のビー玉を転がせてみたり、変な虫がいたらそれでピシャリと叩いたり。でも、ハエ叩きの目的で使うなら、きっとその人は「もっとハエを叩きやすい形だったらいいのに」と不満を持つかもしれません。

しかしある日、誰かがこう教えてくれたとします。「これは靴ベラというものです。靴がうまく履けないとき、ヒールや靴を潰さずに、足がスッと入るよう手助けしてくれるものです。」そうして初めて、その人は靴ベラをじっくり見て、「あぁ、だからこの長さなのか。だから内側に反っているのか。」と納得するようになるでしょう。靴ベラのしなやかな曲線が足のかかとにピッタリとフィットし、上部のフックは手でつかみやすい形に完璧に計算されています。そう理解した瞬間から、その靴ベラはその人の靴の隣に置かれるようになります。

この例はとても簡単なものですが、もっと深い内容を示唆しています。それは、もし私たちが人生の目的を正しく理解したなら、自身の持つ潜在能力を100%発揮し、正しい判断、正しい行動を起こせるようになるということです。私たちはハエ叩きのための靴ベラではありません。靴ベラ自身も人間にその目的を知ってもらい、人間が靴を履く手助けができた時、もっと幸せに感じるに違いありません。なぜなら、靴ベラはそのために作られたのですから。
「私はそのために生まれた」とか、「私はこれをやるために生きている」などは、よく聞くけれどもあまり深く考えられてこなかったフレーズです。この言葉はどんな時に使われますか?また、人はどういう意味でこの言葉を言うのでしょうか?

 

ディスカッション パート2:人生、意味と目的は?

質問

  • あなたは自分の人生の目的を知っている、と感じますか?
  • 人生の目的を知るには、何が必要ですか?
  • 人生の目的に繋がる生活を送っていますか?

誰が人の人生を決めるのでしょうか?先ほどの靴ベラの例に戻って考えてみれば、「存在目的を知るには、何のために作られたのかを知る」ことが近道かもしれません。つまり、私たち作った創造主を知る必要があるということです。

実は、霊性における伝統では長い歴史を通じて、全ての人が共通の起源である神なる創造主に根差して世界的に繋がっていると教えてきました。次の引用を読んでみましょう。

  • 私たちはみな、ただひとりの父を持っているではないか。ただひとりの神が、私たちを創造したではないか。(マラキ書2:10)
  • 人びとよ,われは一人の男と一人の女からあなたがたを創り,種族と部族に分けた。これはあなたがたを,互いに知り合うようにさせるためである。(コーラン49:13)
  • 世界中 一列は皆な 兄弟や 他人というは 更にないぞや / この元を 知りたる者は ないのでな それが月日の 残念ばかりや / 高山に 暮らしているも 谷底に 暮らしているも 同じ魂(お筆先13:43~45)天理教
  • しかし一人の男(アダム)は人類平和のために創られ、誰も彼の仲間に対して「あなたの父親は私の父親よりも素晴らしい」と言ってはいけない。(ミシュナー、サンヘドリン5)ユダヤ教
  • 私は一切、生類に対して平等である。だが、献身的に私に仕える者は、私の中にいる。(バガヴァッド・ギーター9:29)ヒンドゥー教
  • 科学さえも、「アダムとエバの遺伝子」的事実と呼ばれるものを明らかにしつつあり、全ての人類の発祥地はアフリカであると記録している。

もし私たちすべての人間が、一人の男と一人の女から来た共通の起源を共有しているのなら、(あるいは一つの家族であると言った方が考えやすいかもしれない)もし私たちが神の下の人類一家族として生きるべき存在なら、私の家族は他の家族とどのように関係を持つべきなのでしょうか?

私たちがこの質問を投げかける時、完璧な人間や完璧な家庭が、完璧な答えを言うだろうと期待しているのではありません。健やかで幸せな家庭に向けて取り組むのに、完璧な家庭出身だとか、完璧な家庭を築いているかを問う必要はないのです。もっと言えば、あまり幸せでない家庭の人の方が、もっと強く、健やかで幸せな家庭を築きたいと願っているのかもしれません。