自然の中で過ごす時間と愛情は、親から子への素晴らしい贈り物です。

日本に移り住むようになってから、子供が外から拾ってくるものや捕まえてきたものを見て、季節が移り替わるのを見ることができるようになりました。久しく待ち望む夏の季節は、蚊の攻撃に耐えながらもカブトムシやセミをとれる楽しい季節です。秋になると、どんぐりやイチョウの葉っぱを集めては、しおりをつくったり標本にして部屋に飾ったりします。春になるとザリガニとりに出かけたり。そしてもちろん冬は、春の季節を夢見ながら、時々降る雪を楽しみに待ちます。

自然の中では、自然のリズムと生き物のパターンを見ることができます。そこには、「社会構造」や「条件付け」などは全く存在しません。自然はあるがまま、言い訳もなく、話し合いで解決しようということもありません。

自然は、子供たちが「大きな絵」を学ぶための教室です。そこでは「自然の法則と自然の神様」を見たり触れたり、心を通わせることができます。また「神性のイメージ」の様々な一面を見つけられるところであり、自分が壮大な生態系の一部であることを理解できる場所が、まさに自然の中なのです。自然には、全ての物に位置と役割が存在します。自然はもしかすると、自分の位置を知らないことがどれほど危険なことかを教えてくれるかもしれません。周囲の環境を何も考えず生きて食べる「侵入種」は、害のある疫病を作り出します。また、空気も水もないところで植物を育てようとすれば、すぐに腐ってしまう姿を見るでしょう。

アウトドアで冒険する家族

成長のために、変化や移り変わりは必要です。そしてどんなに小さな蚊や足元の微生物でも、全ての生態系に貢献していると理解することは、とても美しいことです。

だからこそ、FPAのプログラムは神様の偉大な教室である自然で行われることが多いのです。以下に紹介する項目は、直接誰かが教えてくれるものではなく、観察と経験によって学ぶことができるものです。

どの季節であっても、親が子供たちに自然の中で体験できる機会を与え、さらに本や歌、物語などと結びつけることで、自然の愛を育むことができます。

 

健やかな家庭の習慣作り:自然の真実を探そう

このアクティビティの流れはとてもシンプルです。

  • まず、家族で自然の中に出かける計画を立てましょう。自然の中に入って、自然について学べる場所であれば、森、海岸、原っぱなどどこでも構いません。この時間の目的は、自然の中で「神性のイメージ」を探し、感じることです。
  • 子供たちそれぞれにノートを渡し、観察したものをメモしたり、疑問を書き留めたり、スケッチできるようにしましょう。子供と話をしながら一緒に行くのも良いですが、アクティビティと観察に集中できるようにしてあげましょう。
  • 全ての観察に共通する質問:

    家族旅行で学んだものを工作に

    • 自然は育つために何が必要でしょう?
    • 成長しなくなってしまう原因は何でしょう?
    • どんな成長段階がありますか?
    • 生態系に共通するエネルギーは何でしょう?
    • 生態系の中でそれぞれの種が重要な役割を果たしている事実を観察できましたか?
    • 水や空気などのエネルギーが通らない場所では、どのような状態でしたか?
    • 「侵入種」を観察する場合―どういった面で生態系に害をもたらしているでしょうか?
  • 最後に、他の子供たちとお互いに観察した事や質問を話し合いましょう。どんなパターンが見つかりましたか?

このアクティビティは、慣れるまで少し時間がかかるかもしれません。自然と話を引き出すために、違う方法やアプローチを試してみましょう。こうしたアクティビティをまるで筋肉トレーニングのように繰り返し行うことで、その結果を見て感じることができるようになるでしょう。

子供たちにとって、自然の法則と人間の法則を観察から見つけ出すことは時間のかかる作業です。しかし、このように家族と大切な経験を共有することで、後に自然界から霊性の世界を学ぶ時になれば、その説明が理解しやすくなるでしょう。一つ一つの命、普遍的な法則、成長、自然などの内容をもっと共有し、開拓し、そこから積極的に学ぼうとすればするほど、他の物にも当てはめやすく、また受け入れやすくなります。こうした時間を作り、家族が共に過ごす大事な場を作ることをおすすめします。

父と子が共に時間を過ごす様子

このアクティビティは終わることなく、ずっと繰り返し行えるものです。実際、ここで行う全てのアクティビティは、そのような「質」を開発していくためのものです。アクティビティが終わるたび、新しい知識、認識、能力などが得られるようになり、私たち自身、今までとは違う自分になるのです。ですから、アクティビティを行うたび、「自分はアクティビティ前の自分とは違うんだ」と思ってみるといいかもしれません。

また、このアクティビティは、様々な年齢の子供、さらには中高生や大人にも当てはまります。自然の中での経験は、人生を混乱から切り離し、神様につながろうとする手助けをしてくれます。