新年・新習慣:家族でプランを立てよう

新年・新習慣:家族でプランを立てよう

人は物事を繰り返す存在である。従って、優秀さとは行動によって得られる物ではない。習慣になっていなければならないのだ。

-アリストテレス

 

新年、新習慣

幸せで健やかで、よりよい家庭づくりへの探求は絶え間なく続きますが、新年は、誰にとってもワクワクする時期です。先月は、一年間を振り返りながら反省・評価の時間であったと同時に、次の年はどこへ向かって進んで行くべきか、考える時間が多かったと思います。

幼い子供を持つ私は、数週間かけて夫と共に話し合いを行い、夫婦について、子供たちについて、改善したいことは何かを深く考える時間を持ちました。

 

去年、私たちには多くの反省点がありました。

  • 非現実的な目標を立てすぎた:高すぎる目標を立てると、どこかに隠して忘れてしまいたくなってしまいます。11月や12月頃に見返して、恥ずかしさのあまり顔が赤くなり、来年は現実的な目標にしようと二人で決意しました。
  • 目標とするべきものが間違っていた:外的な目標(ダイエット、良い仕事に就くなど)に焦点を絞りすぎて、内面から自分を改善するための要素が抜けてしまいました。人は外的な変化だけをみて「改善した」と思いがちですが、当人が内面的に成長していなければ、環境が変わったりするとまた失敗してしまう結果になります。本当の「変化」は、個人の内面的成長が伴って初めて起こるものです。
  • 「お願いごと」ばかりになってしまった:人はとりあえず「改善したい」と思う点を次々と表に書いていきますが、実際にはその根本的原因を理解していないことが多いです。本当に「これを変えたい!」と思うのなら、その根本的な原因に取り組む決意も、一緒に持つことが必要です。多くの場合、改善したいと思うことは私たちの心や気持ちの改善と繋がっています。これは、より成長したいと願う人にとって、もっとも困難でありながらもっとも重要なステップです。
  • 計画を立てなかった:これは、特に私たちが今年から努力したいと思っていることです。大きな全体目標にうまく連結された、シンプルかつ核心的な小目標を立てることによって、毎日私たちが正しい方向に向かえるよう、自分自身を導いていくのです。

不足な部分もありますが、毎日小目標に向かって努力することは重要です。今年は、よりシンプルで、正しい方向へと私たちを導いてくれる目標を2,3項目立て、毎週の家族のチェックリストも作りました。もう「お願い事ごとリスト」にはしません!

 

ウィークリー・チェックリストの使い方

  • ウィークリー・チェックリストに、毎日行うタスクを書き込む
  • 週の終わりに、それぞれがしっかりとタスクをこなしたのか、互いに確認し、Checkにサインする
  • ポイント制にして、一定のポイントを獲得すればご褒美がもらえるシステムを作る。(我が家の場合、一定のポイントに達すれば家族みんなで読める本を一冊購入するようにしています。私は個人がタスク達成に取り組むのと同時に、家族みんなで一緒に、本を購入するという同じ目標に向かって共に努力できたので良かったです。)

私の夫が、みんなも使えるようにと簡単な表を作ってくれました。こちらからダウンロードできます。あるいは自分たちで作ってみても良いかもしれません。

より大きな何かのため、ここに来ました

より大きな何かのため、ここに来ました

ユ・ナムシクは、アメリカで高校を卒業した後、1年間のリーダーシッププログラムに参加するのを心待ちにしていました。ナムシクはこの1年で韓国、フィリピン、コロンビア、ネパールと世界中の国々を回りました。ネパールで彼が学んだことは、「奉仕活動」におけるとても大切なことでした。それは、奉仕活動はただ「良いことだ」という概念にとどまらず、長い人生でリーダーとなるための根本的要素であるということです。

リーダーシップ・タスクフォース(LTF)は、1年を通して若い青年たちがスキルを学び、トレーニングを終え家に帰ってからも家庭や地域でリーダーとなれるように教育する場です。奉仕活動がプログラムの主要活動であり、LTF参加者が自身のスピリットを成長させ、目標を行動に移せるよう訓練します。

ネパールプロジェクトの寄付をよびかける様子

ネパールに行くと言っても、LTFメンバーが現地の子供たちや家族を訪問して終わるわけではありません。ナムシクもチームの皆も多くの準備と整理をして、そのすべてに責任を持たなければなりません。ファンドレイジング(資金集め)や現地で行う活動内容も、ネパールに行く前に全て計画・準備します。

「ファンドレイジングの途中で苦しかった時も、ネパールで僕らを待っている子供たちを想うよう心がけました。」とナムシクは語ります。「チームメンバーとアクティビティの案を出し合っている時も、『ネパールの人々が必要としていることは何だろう?』と考えながら計画を立てました。」

一回で完結してしまう奉仕プロジェクトではなく、自然災害の被害を受けた遠隔地域のネパール人家族が抱える問題を、具体的に解決できる方法を見つけ出してあげたかったと語るナムシク。重要なのは、彼自身が「地域みんなで子供を育てる雰囲気を作りたい」、「家族の絆を深めてあげたい」、「人々や自分自身に変革をもたらしたい」と願った動機にあります。ナムシクは人々に変革をもたらす主人となる重要性を学びました。人に奉仕する道は、実際に作業に取り掛かって手が泥で汚れるよりずっと前から始まるのです。それは、自分自身の内面から始まることなのです。

パラパカ地域の小学生たちから歓迎を受けるナムシク

「もし何もかも全て準備された状態で、僕らは何もせずただネパールに行くだけだったなら、きっと小さな奉仕活動と友達作りで終わってしまったに違いありません。もっと重要なことは、自分自身の心さえ準備していない状態で現地に行って人々に会っても、彼らに何の変革ももたらすことはできなかったということです。僕にとって出発前のファンドレイジング期間は、単純にネパールでアクティビティができるよう資金を集めただけの期間ではなかったし、プロジェクト企画期間も単純にアクティビティを考えるだけの期間ではなかったと思います。それは『より大きな何かのために誠実な努力を注いだ』期間だったと感じています。」

 

9か月の赤ちゃんから学んだことは偉大でした

9か月の赤ちゃんから学んだことは偉大でした

「子供に人生のことを教えるというけれど、人生のことを教えてくれるのは子供たちだ」

9か月の子供を持つ母親にお話を聞きました。息子が困難なことを克服したりチャレンジや痛みを怖がらず進んだり、決してあきらめないことなどを通して成長している姿に学ばされ、自分も成長していると実感した経験を語ってくれました。

息子はまだ9か月しか生きていません。でも9か月で、息子はすごい速さで成長しています。

腕はむちむち肉がつきました。足にはかわいらしく「鳥のもも肉」というあだ名がついています。頬っぺたは落ちそうなくらいぷくっとしていて、顔全体はきれな桃の形です。こんなに小さな子供が、私に「人生は、より上を目指して励むこと」だと教えてくれました。

生まれてすぐ、息子を胸に抱いたのを思い出します。そのとき息子にできることと言ったら指で数えられるほどでした。息をする、眠る、うんちする、食べる、あくびする、そして目を開けて新しい世界をみわたすことくらいです。その時は一人でゲップもできなかったのですから。だからこそ彼が達成する一つ一つが、私たちにとって特別でした。目を開けてニコッと笑顔を見せてくれれば、みんなが寄ってきて話しかけました。口から見事なゲップが出るたび、私達は万歳!と大喜びでした。

数か月が経った頃、息子は見えてる世界をもう少し違う角度から見てみようと、「寝返り」に挑戦し始めたのです。最初は苦戦してしまいました。寝返る途中で腕がお腹につっかえてしまい、苦しそうでした。でも、彼はあきらめません。そしてついに一人で仰向けに返った瞬間、私たちは家族総出でお祝いしたのを覚えています。初めてうつ伏せに返ったときも同じでした。

しかし息子の挑戦はそこで終わりませんでした。次に彼が挑戦したのは、「座る」ことです。ところがこれは難易度の高い芸当です。何度も倒れては、頭や顔を床に打ってしまいます。痛くて泣きそうになった瞬間、ぐっとこらえてまた起き上がろうと挑戦するのです。長い戦いの末、ある程度バランスを取って座れるようになりました。彼はそのとき初めて横向きだった人が縦にまっすぐ見え、すぐ隣に自分のおもちゃやゴミをもった人が座っているのを発見したようでした。

「座る」ことを学んですぐ、彼はおもちゃが少し離れたところにあるのに気付きます。今度は、別の場所に移動する手段を学ばなければならなかったのです。彼はゆっくりと手を前に伸ばし始め、「ハイハイ」の練習に取りかかり始めました。やはり思うように動かない手足に苦労しますが、彼は練習に疲れ果てて倒れ込むまで、手を伸ばし続け足を動かし続けました。次第に毎日の特訓の成果が筋肉となって手足に現れてきたようです。今まで使ったことのない筋肉を得た彼は、少しずつ前へと進み始めました。最初のうちはイモムシが這いつくばっているようにしか見えませんでしたが、足がうまく後ろに回るようになると、手足で体を持ち上げられるようになりました。9か月の今になっては、彼は光のような速さで移動します。特にお姉ちゃんがテーブルからお菓子のかけらを落としたときなんかは。

しかし成長はこれで止まりません。彼は新世界に踏み出したようです。彼は最近、足の筋肉を強化するため、スクワットに励んでいます。今では一人で立つことができ、本人は誇らしく思っているようです。もちろん、それも苦労と痛みの結晶です。たくさん転んでたんこぶだらけになりました。今、彼は自分のお姉ちゃんやいとこのように、自由に歩き回ることを目指しています。そしていつか走り回ることも。

息子はいつも私を感動させ、突き動かしてくれます。彼がその生き様を通して教えてくれたのは、「人生とは、いつも次のステップ目指して努力し続けることだ」というものでした。息子は、何があってもあきらめず、いつも前を向いています。痛くて苦しいことにも、惜しみなく挑戦します。倒れる数だけまた起き上がってもう一度トライします。そして、そうしたプロセスの中で成長していきます。

私たちはときどき、自分が成し遂げたことや身に付けたことを見て、自己満足に浸ってしまいます。でも、こんなに小さい自分の息子でさえ困難に挑戦し続け、たった9か月で数えきれないほど多くを学び、心から喜びながら生きています。それを目の当たりにしたとき、自分ももし同じように「もっと学ぼう」「もっと成し遂げよう」という姿勢を持ち続けていたら、もっと大きなことができたはずだと思い知らされるのです。

彼の生き方は、兄弟たちにも影響を与えました。お兄ちゃんが、クラスのみんなの前で弟について発表したのです。「諦めないことと、ベストを尽くすことを弟から学びました。」そのおかげでお兄ちゃんの発表は先生やクラスから認められ、良い評価をもらったそうです。

9か月の赤ちゃんから学べることは、なんと偉大なことでしょう。

見本で示す重要性

見本で示す重要性

「行動は言葉よりも雄弁に語る」ということわざは、子育てをする親なら聞いたことがあるかもしれません。子供を人格ある人間として育てたいと思うのなら、まず自分がその理想像になって、見本で示すことが大切です。

アメリカに住むケンシュウとカーリーは、5人の子供を育てています。二人が親になってみて学んだことは、「言葉だけでなく、行動で見本を示さなければならない」ことだと、毎週恒例の家庭学習サークルで語ってくれました。

「ご飯を食べている間、親が自己主管する姿など、子供たちは様々なところから私たちのクセや習慣を受け継ぎます。だからこそ子供に『こうしなさい』と教える時は、一度考えてみなければなりません。『私自身がちゃんと見本になれているだろうか?』と。ですから、何か取り組まなければならないことがあれば、子供と一緒に行うことが必要です。それぞれには役割分担というものがあります。子供を教育するには、見本で示さなければなりません。」

 

親は、その家庭の道を示すリーダーです。よいリーダーは、ロールモデルになる重要性を知っています。言葉だけになるよりも、心も体も健やかなライフスタイルを子供たちに見せることで、子供たちは物事への理解を深めることができ、さらには親への信頼と尊敬心をも育むことができます。

 

あなたが子供に受け継がせたいものは、何ですか?

 

子供の見本になれているか、一度じっくり振り返ってみましょう。

 

“ビルおじさん”

“ビルおじさん”

ビルは、町で見かけるとクールなニューヨーカーに見えるかもしれません。しかしその外見とは違い、みんなから親しみを込めて「ビルおじさん」と呼ばれています。

彼はとても誠実で、人のために自分の時間を尽くす人です。彼は、妻や子供、他の家族によって、自分の人生が祝福されていると毎日感じているといいます。一日一日を神と家族と共にお祝いしているように感じるというのです。

「私にとって、毎日が神の日のようです。」「朝起きるたび、正しいことをしたい、何かをお捧げしたいと考えるようにしています。」

彼の愛情は、「全ての人は、神の作った家族の一員だ」という信念から湧き上がっています。

「30対1で話すときと、1対1で話すときは、何も違わないということを覚えておかなければなりません。私たちは同じ家族です。私たちは同じ人間なのです。心の底から言いたいことは、毎日が神の日だということ。もちろんいつでもそう考えるのは難しいです。特に高速道路を運転している時は、自己中心的になってしまう自分がいます。でも私が自分の家族から学んだことは、一瞬一瞬が大切で、これが私の家族なのだということです。あなたは、私の家族なんです。」

 

ビルおじさんは家族でない人にも、まるで自分の家族のように気さくに優しく接します。彼が見せてくれた誠実な心は、私達が信頼と霊的成長を築けるコミュニティづくりにおいて、欠かせない要素です。